在ハガッニャ日本国総領事館
総領事  関 泉

在ハガッニャ日本国総領事  関 泉さん総領事 新年のご挨拶

 新年明けましておめでとうございます。

 青い海と空という豊かな自然と、日本人会の皆様をはじめ、親切で心豊かな方々に囲まれ、グアムで新年を迎えられることに大きな喜びと感謝に堪えません。

 昨年1月の着任以降、日本人会総会をはじめ、日本人学校の入学式・運動会等の各種行事、アート&クラフト・フェア、Relay for life, 南太平洋戦没者慰霊公苑での清掃・慰霊、秋祭り等に参加させて頂きました。この他にもグアム日本人会として40年以上の長きにわたり、日本人会会員相互の支援活動、地元コミュニティーとの友好関係、地域貢献の活動を継続されてこられ、行く先々で現地の方と話をする度に、日本人会の皆様のグアムの地に根を深くかつ太く築かれた素晴らしい活動、貢献を知り、本当に感動いたしました。

 特に、日本人会代表の皆様と共に7月21日前後にメリッソやジーゴ村等の村々で開催された第二次世界大戦中の日本軍の占領・攻撃で犠牲になられたチャモロの方々の慰霊祭に参列した経験は忘れられません。戦争当時、収容所生活を経験された方、親御さんが犠牲になられたご遺族の方々等と直接にお話しする機会もあり、皆さん一様に、加害者側の代表である日本総領事の参列に感謝してくれ、そして、日本占領下の学校で学んだ日本語の歌で歓迎してくれた方もおられ、“WE HAVE FORGIVEN, BUT WILL NEVER FORGET”を肌で感じ、調和と仲良く暮らすことを目指すチャモロ哲学”INAFA’ FAMOLEK(イナファマオリク)”を身をもって体験し、私個人としても多くのことを学ばせていただきました。

 今年、日本では5月1日に新天皇が即位され、平成から新時代を迎えます。グアムにおいても新しい知事・副知事、第35回議会議員及び連邦下院代議員が就任します。そして、日本人学校(全日制)は開校30周年の佳節を、日本人会主催の秋祭りも40周年を迎えます。更に、第二次世界大戦における日本軍占領からの解放75周年という節目を迎えます。

 2019年の干支は亥年(イノシシ)。昨年の着任早々、リティディアンに向かう途中、野生の大きな豚に遭遇し大変驚きました。イノシシと言えば「猪突猛進」。野ブタが生息するグアムで活動する私共の躍進の年に感じます。

 一昨年夏に北朝鮮によるミサイル発射の脅しを受け日本人観光客数が激減し、日本人会加盟の企業の皆様も大きな影響を受けられたことと思いますが、米朝会談を経て、どうにか底を打ち、日本人観光客数も上向きに回復に向かってきていると伺っています。新しい年は、明るい希望を胸に、「グアムのイノシシ」として、共々に支え合いながら目標に向かって、まっしぐらに突進していく、そんな勢いのある年にしていきたく思います。そのために、総領事館員一同、グアム在住の邦人の皆様、日系企業のため、グアムと日本との協力関係強化のため、そして、グアムのためにお役にたてることを最大限にさせていただく決意ですので、どうぞ遠慮なく、ご意見・ご相談をお寄せいただけますと幸いです。

 最後に、皆さまのご健康と更なるご活躍、ご繁栄をお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。