<日本人会ライブラリーに新しく入った本>

 

「羊と鋼の森」 宮下奈都 著、 文春文庫

 2016年本屋大賞受賞作、今年映画化された話題作です。
ひとことで言えば、高校生が、あるピアノ調律師と偶然に出会い、調律の世界の「羊(ハンマーヘッドは羊毛フェルトで出来ています)」と「鋼(ピアノ線)」がつくりだす「森」に魅せられ、色々な人たちとかかわりを持ちながら、調律とはただ音程を合わせるだけではなく、奥深い世界があることに気づかされ、人としてまた調律師として成長していくお話です。
お好きなピアノ曲をBGMに読書されてはいかがでしょう。

「ウドウロク」 有働由美子 著、 新潮文庫

 今年の春、NHKを退社してフリーになられた有働由美子さんの本です。
有働さんの心の内をちょっと覗き見。
テレビでは何の迷いもなくお話しているように見えても、実際は、私たちと同じように色々悩んだり躓いたりしていたこと、それらのことに真面目に正直に、一生懸命に対処しようとしている姿も垣間見え、ステキな有働さんを発見できます。
「ウドウロク」逆さにしたら「クロウドウ」。時々意地悪な「クロウドウ」が出てくることもありますが、それすらもさらっと爽やかに思えてしまうことも人気の秘密・・・かも。

読書の勧め By 編集委員 MT