今年2020年は、アメリカで10年に1度行われる国勢調査(Census)の年に当たります。米国憲法は連邦政府に対し、10年ごとにアメリカに住むすべての人を数えることを義務付けています。

 国勢調査の対象となるのは、2020年4月1日時点でアメリカ合衆国に居住する全ての人で、市民権を持たない人(グリーンカード保持者、Visa所有者とその扶養家族等の他、例え不法滞在者であっても)も回答が必須となります。2020年の国勢調査結果により、今後10年間で連邦政府の資金約7,000億ドルが州や地域にどのように分配されるかが決定されます。

 今年はアメリカ大統領選挙の年でもありますが、国勢調査の結果により連邦下院議会の議員定数の割り当てを定める他、政府のあらゆるレベルでの選挙に適用されます。

 今年の国勢調査はこれまでと違い、オンライン、電話、郵送によって回答できます。但し、この方法はアメリカ本土のみで適用され、アジア系アメリカ人、ハワイ先住民、太平洋諸島人には摘要されません。グアムはこの太平洋諸島グループに含まれているため、調査は戸別調査員(enumerator)と呼ばれる調査員が各家庭を訪問し面接の上調査を行います。国勢調査はアメリカ合衆国商務省の一部局であるアメリカ合衆国国勢調査局が行うもので、昨年の末にグアムの事務所が開設されました。事務所では順次調査員を募集し、調査実施に向けトレーニングを行っています。既に述べたとおり、グアムでは戸別訪問による調査のみを行うため、2月3日から1か月をかけAddress Listingという、住居のある場所の下調べを行い、住居台帳を作成します。

 個別調査は3月2日(第1月曜日)から一斉に開始されます。重要なことは、各調査員がグアム政府の身分証明書とCensus事務所が発行した調査員証を所持していますので、それを確認してから家に入れるようにしてください。更に黄色のベストを着てUnited States Census Bureauと書いた大きなバックを肩から下げていますので、容易にわかります。

 なお、調査は夏ころまで行われますが、帰宅時間が遅いとか、旅行などで不在をしていたなどの理由で4月末までに誰も調査に来なかった場合には、事務所に連絡をし時間の調整をして必ず数えてもらうようにしましょう。

 アメリカ本土の質問の内容は、何人で住んでいるか、持ち家か借家か、各世帯員毎に姓名、性別、誕生日、人種等の質問ですが、グアムの調査では更に多くの質問がなされます。回答時間はおおよそ30分から40分ほどかかる予定です。あなたの回答は連邦法により厳重に保護されています。調査で得られた回答は統計作成のためにのみ使用し、政府機関や裁判所により、あなたに不利な証拠として使われることは絶対にありません。

 一番留意すべき点として、調査員は、あなたはアメリカ市民かどうか、あなたのソーシャル・セキューリティー番号、銀行残高、クレジット・カード番号等の個人的な質問は決して行われないという事です。もしそのような質問があった場合は、直ちに回答を打ち切りCensus事務所(645-2020)にレポートしてください。

 繰り返しになりますが、国勢調査はアメリカの憲法で規定された義務でアメリカに住んでいる限り全ての人が受けなければいけない義務です。グアムに住む他の人達のために、そして未来のグアムを築くためにも確実に+1として数えてもらいましょう。

 なお、Census事務所では日本語の話せる調査員を募集しています。興味がありましたら645-2020に連絡してください。  Census事務所はタムニングのセンチュリ―・プラザ・ビルディング(ボーリング場が入居)の2階にあります。

投稿:Y.S.