ホテルニッコーグアム

お二人にお聞きします、今回グアムにいらっしゃるまではどの様なお仕事をされていらしたのですか?
S: ホテル業界は25歳で名古屋鉄道のホテル事業部に勤務したところから始まりました。勤務していた10年間のうち5年間はサイパンのグランドホテル(現カノアリゾート)に勤務したのですが、その後同じサイパン島内のアクアリゾートクラブに転職し11年間勤務しました。その後、2011年にアクアリゾートのオーナーが当時所有していたPICサイパンの総支配人として異動になり、今回ホテル・ニッコー・グアムの総支配人として異動になり着任したところです。

T: ホテル日航成田に始まり、パラオ、その後本社営業、上海、横浜、デュッセルドルフ、札幌、パラオの開業に関わりまた7年、上海、沖縄、そして今回転職を機にグアムに来ました。海外と日本での勤務年数は半々になります。

高橋副総支配人、色々転勤された中でどこが一番好きな土地ですか
T: パラオのホテルは自分が責任者として開業に携わった事もあり、特別な思い入れがあります。そのほかには北海道も好きですし、デュッセルドルフは非常に住みやすい土地でした。転勤は常に単身でしたので、デュッセルドルフは物が充実していて独り者は生活に困ることはありませんでした。
杉江総支配人、サイパンに20数年、他に行きたいという思いはなかったのですか?
S: 会社からは東京勤務の話なども出たのですが、永住権もありますし、サイパンが住み慣れていたので特に転勤の希望はなく、会社もそれを理解してくれました。
お二人にお聞きします、先ほどデュッセルドルフの生活の利便性に触れられましたが、グアムの生活で不便に感じる事はありますか?
S: サイパンに比べればグアムは都会ですし、今のところホテル住まいなので、不便に感じる事はまったくありません。もし日本に帰ることがあるとすれば、そのときのほうがカルチャーショックが大きいと思います。

T: デュッセルドルフは確かに便利でしたけれど、私もホテル住まいなのでグアムが不便かといえば特に不便を感じる事はありません。強いて言えば本屋さんがあまり無いことくらいでしょうか。

ご家族の事をお聞きかせいただけますか?
S; 妻とメインランドの大学に進学した息子が一人。妻は今回自分と一緒にグアムに来ましたが、今まで息子と過ごす時間が多かったのですが、その時間をこれからどう使うか、生活が落ち着けば、社交的なのですぐに友達ができると思いますが。

T: 妻と娘が二人、そのうち一人は今年結婚しました。もう一人は大学生です。

高橋副総支配人、ずっと単身赴任だったそうですが、何か理由があるのでしょうか
T: 最初のパラオのとき、赴任後3ヶ月くらいたった頃に妻が様子を見に来たのです。その時にどうした事か突然高熱を出してしまい、島で一番という医者にかかったのですが、3日間通っても原因すらわからず、結局4日目に自然に熱が下がったという事があり、「とてもじゃないが、こんなところには住めない」という事で帰っていきました。次のチャンスは上海で、今から25年位前のことでした。子供が当時1歳半か2歳くらいだったのですが、一応見にはきました。今でこそ上海は世界最大の日本人学校があり、病気になっても日本語でみてもらえる病院がありますが、当時はまったくそんな状況ではなかったので、子供が病気になったときの事を考えると上海には住めないという事になりました。次がドイツだったわけですが、そのときには子供たちもそれぞれ成長しており、学校や友達との生活も変えがたいということで「お父さんいってらっしゃ~い」と送り出されてしまいました(笑)
お二人にお聞きします、ご趣味は?
S: 特にないですね~。ホテルにいる事が趣味も兼ねています。本当ですか?とよく聞かれるのですが、本当にそうなんです。少しでも長い時間ホテルにいたいですね。気分転換は出張でできますので。もし空いた時間ができたら妻と過ごします。休みの日はさながら私はショッピングカートです(笑)

T: 私も特に趣味というほどのものはありません。だからパラオに7年もいられたのかもしれません。強いて言えば読書ですが、グアムでは観光客の目線であちこち見て回りたいですね。あと、パラオで釣りを覚えたので、釣りはグアムでもやりたいです。

最後に今回総支配人副総支配人同時に変更となり、業界も地元も注目しているかと思いますが、どういうところをアピールなさりたいですか
S: ホテル・ニッコー・グアムでは20年以上日本のおもてなしを実践してきたので、それを維持しつつ、食事や客室などあらゆる部分を更に磨きをかけてきたいと考えています。客室の改装は年内に終わりますので、お客様にはより快適な滞在を提供できます。隣のホテルの建設もあと2年余り続きますが、音の出る部分は大方2月には終わります。今後もサービスや食事の質を更に高めて皆さんに喜んでいただけるホテルを目指し努力いたしたいと思っています。どうぞよろしくお願い申し上げます。

T: 総支配人の言われたとおり、もっともっと日本のホテルらしさを出して行きたいと考えています。これまでもそうしてきましたが、更にその質を上げて日本ばかりでなくあらゆるところからのお客様に喜んでいただけるよう、尽力したいと思っています。

インタビュー:編集委員 塩澤伸江

 杉江総支配人、高橋副総支配人、着任したばかりのお忙しいときにお時間を頂き有難うございました。

 またお二人と入れ替わりに5年間のお勤めを終えられて帰国される川鍋前総支配人からは下記のメッセージを頂いております。

帰国される川鍋前総支配人からのメッセージ

 会員の皆様には日頃よりホテル・ニッコー・グアムをご愛顧いただき誠に有難うございます。

 川鍋は、12月1日付けにてケン不動産リース(株)本社に帰任を命ぜられ、12月下旬に帰国することになりました。振り返りますと、約28年前にホテル・ニッコー・グアムの新規開発計画に従事しこれを鋭意開業させ、その後長きブランクを経て、5年前に今度はホテル総支配人としてホテル運営を一任され着任。一層のサービスの向上と運営の強化に努めて参りました。

 その間ホテル改装計画を着実に進めてまいりましたが、今般隣接して新規ホテル・タワー計画の開発にも着手できましたことは、望外の喜びであります。これもひとえに皆様方の公私にわたる温かいご支援ご愛顧の賜物と誠に有難く心より御礼申し上げます。

 ニッコー・グアムは私にとりまして自分の「娘」のように可愛く、新館タワーは「孫娘」のように想えます。

 私の後任には、杉江裕樹(すぎえ・ひろき)が着任しました。今後とも変わらぬご厚情を賜れば幸甚です。

 新たな航空会社の就航、ツーリズムの隆盛、ミリタリー・ビルドアップなど、グアムのプレゼンスが日々高まるのを目のあたりにしつつ、まばゆい太陽・花・緑とホスピタリティあふれるグアムからいささか去りがたい気持ちでありますが、皆様方のご健勝と一層のご発展を祈り、略儀ながら滞在中の御礼と帰国のご挨拶にさせて頂きます。                                     

川鍋 正明