PCR検査狂想曲

息子の結婚式参加を含めた、アメリカ東海岸への楽しい旅の終わりに、トラベルはトラブルが待っていました。グアムから米国入国については成田でのトランジットのみ、米国?米国間はワクチンパスポートのみで何の問題もありませんでした。ただ米国から成田経由でグアムに帰る場合には、ややこしい手続きが待っています。72時間前のPCR検査陰性証明書の取得です。訪れたコネチカット州の町では、PCR検査はほとんどが薬局でのドライブスルー体制。メールで指定された薬局窓口でキットをもらい、車の中で鼻の穴に綿棒を入れひと拭き。それを試験管のようなキットに差し込みジップロックに入れて窓口にドロップ。検査はネットで申し込みますが、翌日には自分のメール宛に検査結果が通知されます。 事前に準備してきた日本の厚生労働省発行の検査結果フォームを窓口の女性に提示して、この用紙にスタンプが必要と主張するも、そういう対応はここではしていない、あくまでも検査結果はメールで個人に通知して終了ですと言われました。仕方がないので、メールで送られて来た陰性結果をプリントアウトし帰途の便に乗るべく、ニュージャージ洲ニューアーク空港に持参、チェックイン時に提示したところ、日本への入国はやはりこの「厚生労働省フォーム」にスタンプがないと受け入れられない、空港内のPCR検査場で再度検査を受け、スタンプをもらうようにと言われました。検査は40分後に結果が出ると言う。時間に余裕を持って来たものの、その検査官の作業の流れの余りのスローさと言ったら。私達の前に5人ほどの人が並んでいましたが、1人に費やす時間が約10分。EXPRESS と表示されてはいるが、進むスピードはまるで亀の歩みのごとく。私達と同じような状況に陥った日本人乗客の方も数名いて、事態を嘆いて文句を言っていました。皆それぞれの陰性結果を所持しているのに、何故、臨機応変に対応してもらえないのか。結局検査結果が出たのはフライト出発30分ほど前。チェックインも終わっておらず、結果、この日のフライトは完全に無理だと判断、翌日にフライトを変更せざるをえませんでした。(エアポートでの検査費用は1人250ドル。ドラッグストアのPCR検査は無料でした。涙。) 幸い息子がニューアーク空港近くのホテルをすぐに予約してくれ、そこに移動しました。 サンダーストームが近づいていて、雨模様の空。気持ちもすっかりダークカラー。しかし、もうこうなったら、開き直ろう。これは神様がプレゼントしてくれた時間なのだと心機一転。列車に乗って20分、ハドソン川を渡って マンハッタンに行きました。34丁目のペンステーションで下車、ブロードウェイ、タイムズ・スクエアまでブラブラと北上。おそらく中南米辺りからと思わしきラテン系ツーリストばかりが目に付きます。さすがにアジア系ツーリストは皆無。マスクをしている人もいますが、していない人も半々位。ただコロナの影響でしょうか、何となく漂う殺伐ムード。建国記念日を翌日に迎える週末のニューヨークの街には、パトカーや警官の姿が多く見受けられました。

<編集委員 E.H.>