Netflix 映画 「ザ・クラウン」

 ステイホームが長くなり、コロナの影響で閉塞感も募りがちですが、そんな時には気持ちを一新する映画の世界はしばし気持ちをリフレッシュさせてくれます。

 個人的におススメのテレビ映画はNetflix配信で観れる、「ザ・クラウン」と言う英国王室ドラマです。2016年から配信が始まり、昨年度までシーズン4が終了。今なお94歳でお元気なエリザベス2世の物語ですが、このドラマは女王が1947年にフィリップ公と結婚式を挙げるところからスタートします。王冠を捨てて一般アメリカ人女性との結婚を選んだウィンザー公(女王にとっては叔父にあたるエドワード8世)とシンプソン夫人との恋愛事件、チャーチルからサッチャーに至るまでの数多くの英国首相との葛藤と友情、JFケネディ夫妻やアポロの宇宙飛行士たちの訪英なども盛り込まれます。同時並行で時代ごとの英国社会やヨーロッパ情勢などが、歴史の教科書を紐解くように淡々と語られていきますが、このドラマが堅苦しくないのは、女王として国や国民を憂いながら、エリザベスが一人の女性として母として苦悩し、家族の問題を抱え、一つ一つ乗り越えてゆく姿に非常に人間的な親近感を感じるからだと思います。

 個人的には、女王の夫君フィリップ王配(現在99歳)の知られざる壮絶な生い立ちや、ドラマチックな人生にとても興味と感銘を覚えました。

 ドラマの制作費は100億円以上。豪華絢爛な宮殿内や、各王城風景、壮大な敷地内での狩猟ロケなど、映像も大変素晴らしく頷けます。

 エリザベス女王ご自身もご覧になっているというこのドラマ、チャールズ王子とダイアナ妃の不和な結婚生活のところでシーズン4が終了。シーズン5の放映が待ち望まれるところです。

(編集委員E.H)