日本の年中行事の一つ、七五三についてのお話です。私自身、あまり七五三について詳しい訳ではなく、我が家では「子供の成長を祝う行事」という程度の知識で臨み、当の子供たちに至っては「日本へ行って、晴れ着姿で写真を撮る」というイベント的な位置づけでした。娘が2人おり、年の差が3歳であることから、女の子の節目である7歳と3歳のタイミングが重ならず、どちらかの子が晴れ着を着れば、自動的に自分も着られるというオプションに歓喜し、家計にとっては負のスパイラル状態。写真館では、父親の居場所があるわけもなく、永遠に続くのかと思えるような衣装決めと、お化粧の時間。それでも娘たちが嬉しそうに着飾り、喜んでいる姿をみれば、こちらも心温まり、今ではいい思い出となっております。

七五三について、少し紐解いてみますと、子供の健康を祈る儀式としては平安時代からあったようですが、現在の七五三の源流は、天和元年11月15日(新暦1681年12月24日)江戸幕府第5代将軍 徳川綱吉の長男の健康を祈って始まったのが有力説だそうです。元々は旧暦の数え年(今は満年齢が多い)で行ったのが、明治改暦(1873年)以降は新暦の11月15日に行われるように変化し、最近では11月中の土・日に行うことが多くなってきたそうです。

青年部理事として、日本人会秋祭りに関わったことで「日本の伝統文化」に接する機会が大変多くありました。歴史などに深く関わり、意図的に創られ受け継がれている「伝統」は発端であり、一部排他的で伝統より広い概念の「文化」は変化であるというのが、その活動を通して感じられたことです。この七五三は、昔も今も変わらない、子供の成長と健康を願う親の気持ちは「発端」であり、時代に合わせた行事は「変化」し続けることからも「日本の伝統文化」だと言えるのではないでしょうか。

そんな日本の伝統文化をグアムに居ながらにして体験できるのが、グアム日本人学校です。ここでは、伝統文化体験を通して、日本のすばらしさを誇りに思い、世界の中で日本人として生きていくための実践教育が日々されています。ぜひ一度、見学にいらして下さい。

(投稿者:青年部 木村宏太郎)